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歴史講座開催

当館では、3月22日(日)に今年度2回目となる歴史講座「ワクワク歴史の散歩みち」を開催しました。

例年の歴史講座では、毎回テーマに合わせて講師の先生をお招きし、当地の歴史のお話を聞く講義形式の講座でしたが、今年は趣向を変えて、実際に名所・旧跡を歩いて巡るフィールドワーク形式としました。

第1回目は、昨年12月9日(土)に開催し、三池史談会会長の大城美知信先生を案内役に、かつて大牟田の中心部を走っていた市内電車のルート沿いを、約2時間かけて歩き本市の街並みの変遷や歴史を学びました。
受講者には参考資料として、1933(昭和8)年発行の大牟田市の市街地図「大日本職業明細地図」(複写)と、戦前の市内の施設を写した写真(複写)をお渡ししました。

さて、第2回目の先月22日は生憎の雨模様でしたが、11名の参加者を得て、午後1時に市役所を出発。

金毘羅神社→三井病院医局跡→泉橋→旭橋→五月橋→伊能忠敬測量記念碑→栄町公民館(旧五月橋巡査詰所)→大牟田神社(毘沙門さん)→松屋跡→観音寺(八剣神社)→港町公園→中島町公園→住吉神社のルートを約2時間かけて巡りました。

特に今回は、江戸時代の三池・柳河藩領図をみながら、三池藩領と柳河藩領の藩境を探る試みは受講生には新鮮で、藩境が大牟田川ではなく、柳河藩領の北大牟田村が、大牟田川を越えて中島町公園付近まで入り込んでいたという新たな発見もありました。

開始から30分程は傘をさしながらの講座で、参加者にはご不自由・ご迷惑をかけましたが、終了後は「長年市内に住んでいても知らないことばかりだった」、「発見の連続で楽しかった」、「また開催してほしい」などたくさんの感想をいただき、盛況のうちに全行程を終了しました。

ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

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