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NHK大河ドラマ『真田丸』に「天正カルタ」登場!

現在、好評放送中のNHK大河ドラマ『真田丸』第15回「秀吉」の回の後半に「天正カルタ」が登場しました。

番組の詳細については下記の大河ドラマのHPでご確認ください。

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この回の後半に、主人公の真田信繁(幸村)と豊臣秀吉、それに秀吉の側室の茶々がカルタ遊びをするシーンが放送されましたが、ここで使用されたカルタは実は当館の「復元天正カルタ」(写真)をもとに、大河ドラマの美術部が製作した真田丸版の「天正カルタ」なのです。

「天正カルタ」は、兵庫県芦屋市の滴翠美術館が所蔵する国産最古のカルタといわれるもので、現存するのは全48枚のうち「棍棒の王」1枚のみです。

この札の裏に「三池住貞次(三池に住む貞次)」という文字が記されていることから、三池地方(現在の大牟田市域)が「日本のカルタ発祥の地」とされ、当館が設立されるきっかけになりました。

当館では1991年の開館に合わせて、神戸市立博物館所蔵の「天正カルタ版木重箱」から版木をつくり、刷り直したのが写真の「復元天正カルタ」48枚です。

ドラマの中ではトランプの神経衰弱のような遊びでしたが、これは貝覆い(貝合わせ)にヒントを得た『真田丸』オリジナルの方法で、実のところ当時の遊戯法ははっきりわかっていません。

ドラマで使用された天正カルタは、2セット制作され、1セットは番組終了後に当館に寄贈されますので、寄贈後は展示を予定しています。

 

復元天正カルタ

写真:復元天正カルタ(三池カルタ・歴史資料館所蔵)

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