今では「競技かるた」の代名詞ともいえる小倉百人一首カルタですが、成立当初は肉筆彩色で彩られた豪華な一点もので、公家や武家など上流階級の間で教養を高める遊具、あるいは嫁入り道具として珍重されていました。
江戸時代中期以降、印刷技術の発達により、木版のカルタが大量に生産されると、一般庶民にまで普及していき、明治時代に「競技かるた」での使用が始まり、一大ブームを迎えます。
今回の企画展では当館が所蔵する江戸時代初期の豪華な百人一首カルタをはじめ、近代以降、明治・大正・昭和にかけて作られた多様で多彩なカルタを一堂に展示し、その歴史的変遷をたどるとともに、奥深く、雅な百人一首カルタの世界を紹介します。
同時開催
①お正月以外でも楽しめる進化系カルタ特集
お正月といえばカルタは定番！今回は定番のカルタから進化した、カルタと「楽曲」があれば遊べるという進化したカルタ「狩歌」というカルタを制作した会社「サグイネル」の作ったカルタやカードゲームの紹介と展示
②昔の道具とくらし展
特別展示として、昔の生活風景を再現したスペースになつかし家電などの展示を行います。同時に当時流行していた「お笑い」関係のカルタを展示します。
③郷土カルタ展ー中国・広島編ー
今回の郷土カルタは広島編！広島といえば牡蠣！牡蠣についてのまめちしきや、呉・福山・安芸などの郷土カルタを展示します！
↑クリックするとチラシが見れます。
とき 2022年12月13日（火）～2023年3月26日（日）午前10時～午後5時
ところ 三池カルタ・歴史資料館(宝坂町2-2-3)
休館日 毎週月曜日・毎月最終木曜日（祝日の場合翌日休館）
観覧料 無料
問い合せ 同館（tel:0944-53-8780/fax:0944-53-8781/e-mail:info@karuta-rekishi.com）へ
