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タロットおみくじ解説⑤-ⅩⅦ 星-

現在のタロットではこの「星」の構図は「川に水を注ぎ込んでいる裸の女性の頭上に大きな星が輝く」というものが主流ですが、この構図の出所は不詳です。マルセイユ版とウェイト=スミス版でもこの構図は共通している事が多いようです。
しかし大昔の初期のタロットでは、全く異なるデザインがさまざまなパターンで存在していました。例えばイタリアのフィレンツェで作られた、ミンキアーテ版と呼ばれるものでは、東方の三博士(「ベツレヘムの星」を見てキリストの誕生を予知し礼拝にやってきた賢人たち)の一人とおぼしき人物が星の下に描かれています。

<このカードを引いたときの意味>
このカードは希望や理想、純粋な願いを象徴するものであり、新しい夢や目的などが生まれることを暗示します。先が見えない不安な状況に、一条の光が指すという予兆かもしれません。
「星」という理想に向かって進んでいく純粋な向上心やロマンチックな感受性、あるいは、ほかの価値観とも折り合っていけるような受容性を意味するものでもあります。
川に水を惜しげもなく注ぎ込む様子から、無償の愛を暗示することもあります。
今回のタロットおみくじの中では幸運が舞い降りてくるという意味で「大吉」といえるかもしれません。

その他のカードの解説はこちら

愚者

魔術師

吊られた男

節制

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