三池郡岩津村(現みやま市高田町)出身の野田卯太郎は、平民出身でありながら大臣まで上り詰めた近代日本の政党政治家です。
嘉永6(1853)年に農家に生まれた野田は、自由民権運動に身を投じ、明治19(1886)年に福岡県会議員になります。
明治31(1898)年の第6回総選挙で衆議院議員に初当選し以後は立憲政友会に属し、院内幹事や幹事長を歴任。原敬内閣で逓信大臣、加藤高明内閣では商工大臣に起用されます。
今回の企画展では、桂太郎や西園寺公望、原敬など近代日本を代表する政治家が野田に宛てた書簡や関係資料を通して、野田の幅広い交友関係とその業績を紹介します。
[と き]
2014年12月16日(火)~2015年3月8日(日)
年末年始休館日:12月29日(月)~1月3日(土)
[入館料]
無料
≪特別企画≫
松陰先生と燃える塾
2015年のNHK大河ドラマは、松下村塾を開いた吉田松陰の妹を主人公にした「花燃ゆ」です。
この塾で、松陰が指導した期間は3年にも満たない短いものでしたが、彼が塾生に与えた影響は多大なものでした。
松陰の死後、志を受け継いだ久坂玄瑞・高杉晋作・桂小五郎などの塾生たちは、混乱を極める幕末から明治にかけての日本を導いていくことになります。
このコーナーでは、吉田松陰とその塾生や幕末・明治維新に関するカルタを展示します。
[と き]
2014年12月16日(火)~2015年3月8日(日)
年末年始休館日:12月29日(月)~1月3日(土)
[入館料]
無料