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三池立花家の近代ー立花種恭と激動の幕末維新ー

三池立花家は、江戸時代に当地を治めた1万石の外様小藩でしたが、江戸時代中期の文化3(1806)年に三池の地から遠く離れた陸奥国伊達郡下手渡(現・福島県伊達市月舘町)に領地替えとなります。その間、旧領三池は幕府天領から柳河藩預り地となり、45年後の嘉永4(1851)年に三池領の半分が返還(半知復封)され、明治維新を迎えます。
幕末に藩主となった立花種恭は、文久3(1863)年9月に28歳で幕府の若年寄に、慶応4(1868)年1月には老中格兼会計総裁に就任するなど有能な人物でしたが、王政復古政変により幕府が倒れ幕閣を去ります。維新後は、明治10(1877)年に華族学校(現・学習院大学)の初代院長に就任し、華族の子弟の教育に尽力します。
今回の企画展では、今年が明治150年の節目にあたることを記念し、当館所蔵史料に加え、東京の三池立花家から新たに発見された立花種恭関係史料も初公開します。三条実美、岩倉具視、山岡鉄太郎(鉄舟)、大鳥圭介、福岡孝弟、加藤弘之、佐野常民など、日本近代史上にその名を残す錚々たる面々からの書簡から、種恭の幅広い交友関係を紹介します。

[とき]
10月2日(火)~12月9日(日)

[入館料]
無料

<同時開催>

「三池ゆかりの刀剣」
大牟田が誇る刀匠「四郎國光」の刀剣、「三池典太光世」の写し(大典太写し)などを展示。
期間中に刀剣の入れ替えもあり!(詳しくはこちら

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