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立花種恭~幕末維新を生きた最後の三池藩主~

三池立花家は、江戸時代に当地を治めた1万石の外様小藩でしたが、江戸時代中期の文化3(1806)年に三池の地から遠く離れた陸奥国伊達郡下手渡(現・福島県伊達市月舘町)に領地替えとなります。その間、旧領三池は幕府天領から柳河藩預り地となり、47年後の嘉永6(1853)年に三池領の半分が返還(半知復封)され、明治維新を迎えます。
今年は三池藩が半知復封を受けてから160年目にあたります。幕末に藩主となった立花種恭は、文久3(1863)年9月に28歳で幕府の若年寄に、慶応4(1868)年1月には老中格に就任するなど有能な人物でしたが、王政復古政変により幕府が倒れ幕閣を去ります。維新後は、明治10(1877)年に華族学校(現・学習院大学)の初代校長に就任し、華族の子弟の教育に尽力します。
今回の企画展では、当館が所蔵する古文書や資料等を通じて、最後の三池藩主として、あるいは江戸幕府最後の老中格として政局運営に奔走した立花種恭の動向を軸に、当地の様子や明治以降の種恭の活躍についても紹介します。

とき2013年12月17日(火)~2014年3月23日(日)

入館料無料

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