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タロットおみくじ解説②-Ⅰ魔術師-

現代では「魔術師」とは魔法使いなどオカルト的・ファンタジー的な意味合いで呼ばれることが多いですが、古くは大道芸人として不思議の技を見せる「奇術師」であったそうです。
その他「職人」や「賭博師」が描かれたものなどもありますが、実はこれら全てには共通点があります。それは「その見事な技が熟練の技術と計算された作戦に裏打ちされている」ことです。実際、17世紀頃までは魔術と科学は一体のものでした。磨きに磨かれた技術は、傍目には「奇跡」や「魔術」のように見えますが、ドラえもんが使う未来の道具の「ひみつ道具」が魔法のように見えるように、それは最先端の「科学」にも当てはまります。

<このカードを引いたときの意味>
このカードは、「あなたがすでに現状の悩みや問題に対処するスキルを持っている」ことを示します。魔法使いが杖を振りかざす様子は、そのスキルをもって奇跡のような出来事を起こすという確固たる意志を象徴します。まずは「やる」という強い意志を持つことが大切です。魔法使いや手品師のように周囲に新鮮な驚きをもたらすような、斬新で創造的な行動を心がけましょう。
人物像としては、才気煥発で才能あふれた雄弁な人物を暗示します。努力家ともいえるでしょう。カードの番号が「1」であることから、初心に戻ることや、新しい物事の始まりを暗示することもあります。
おみくじで完全に当てはまるものはありませんが、現状を変える「意思」や「努力」が必要という意味では「吉」に当たるかも知れません。

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愚者

吊られた男

節制

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