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三池カルタ・歴史資料館のマスコットキャラクターの名前投票開始!

当館のマスコットキャラクターが変わりました。先代に引き続き、大牟田市がカルタ発祥の地の根拠ともなっている「#天正カルタ」の棍棒の王様(ハウのキリ)の絵柄をモチーフにしています。

今回は折角の機会なので、大牟田市がなぜ「カルタ発祥の地」を宣言しているのか、わかりやすく解説していきたいと思います。

▲実際の「天正カルタ」の画像をもとに制作された
「復元天正トランプ」のハウのキリ札
(当館ミュージアムショップにて販売中)

天正カルタとは、三池(現在の大牟田市)で作られた日本最古のカルタのことです。現在見つかっている日本のカルタの中ではもっとも古い時代に作られたカルタで、推定される制作年代が天正年間(安土・桃山時代)であることから「天正カルタ」と呼ばれています。

現存している天正カルタは「ハウのキリ(トランプでいうクラブのキング)」1枚のみであり、兵庫県芦屋市にある滴翠美術館(てきすいびじゅつかん)に収蔵されています。

昔、カルタは 「賭け事の道具」 として度々禁止され、 見つかり次第焼かれてきた歴史があります。
なので天正カルタもこの 「ハウのキリ」 しか残されておらず、 裏面には「三池住貞次」(貞次の読みは一時期「さだつぐ」と表記していましたが、正式な読みでない可能性があると指摘されています)の文字があり、天正カルタが「三池に住む貞次」によって製作されたことが分かります。

大牟田市は「日本のカルタ発祥の地」を宣言していますが、その根拠となっているのがこの「ハウのキリ」であり、レリーフとしてカルタックスおおむたの様々な場所に刻まれています。

▲カルタックス大牟田の外壁にある「ハウのキリ」をもとにして作られたレリーフ。沢山あるのですぐ見つかります。

さて、今回当館で生まれたこのキャラクターですが、実はまだ名前がありません。

当館で話し合った結果、4つの名前の候補が上がりました。


カルタン王子
当館のカルタで遊べる畳の間「カルタン広場」から命名。

カルタロー
当館は貴重なカルタの他にニコラ・コンヴェルという貴重なタロットも収蔵していることもあり、カルタとタロット(タロットはタローとも呼ばれています)を合わせて命名。

さだつぐⅡ世
天正カルタに書かれていた名前から命名。

ハウ野キリ太郎
カード自体の名前「ハウのキリ」から。
※ちなみに「ハウ」は棍棒を意味し、「キリ」は「王」「武将」を意味します。


上記の4つの中から今回、お客様の投票で決めていただこうということになりました。

投票先は
キャラクター名前投票フォーム
・三池カルタ・歴史資料館入口のボード
カルタ館公式X(旧Twitter)の投票機能
(期限が7日間までなので1週間毎に集計を記録し、7月31日までの合計を集計します)

の3箇所で投票を受け付けますので、ぜひこれがいいという名前に投票をお願いいたします!

投票期間は7月31日(水)まで!結果発表は、イオンモール大牟田にて開催予定の「市民カルタフェア」(8月10日(土))で行います。お楽しみに!

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